店舗のコンセプト作りにはテクニックよりも補助線がおすすめです
- MASAHIRO TERAYAMA
- 2024年9月2日
- 読了時間: 3分

これからお店を出そうとした時に良く聞くお店作りには店舗のコンセプト作りが大切という言葉、これは本当にそうだとおもうのですがそこで出てくる「コンセプトの作り方」7W2Hというテクニックがよくあげられています
Why なぜ/何のためにその店を開業するのか?
When いつ/いつまでに開業するのか?
Where どこ/どのエリア・立地に出店するのか?
Who だれが/誰が誰と開業・店舗運営するのか?
Whom だれに/どのような顧客に対しサービスを提供するのか?
What なにを/どのような商品・サービスを提供するのか?
Which どれを・どれから/何を優先するのか?
How どのように/どのように経営あるいは店舗運営していくのか?
How much いくら/どれくらいの費用と時間をかけるのか?
具体的には上記の9項目なのですが、これ難しくないですか?
実際にお店をつくろうとされているオーナーは既に実際に商品(飲食店であれば提供したい料理を、物販店であれば提供したい商品を、サービス業であれば提供したいサービスを)見つけ出していることと思います
提供したい商品が決まっていれば思い描く消費者の姿もおぼろげながらも見えていらっしゃることと思います(※既にターゲットは見えているとおもいます)
コンセプトを具体的に設定する時に必要なのは「おぼろげに見えている消費者にどんな環境でオーナーの商品を楽しみながら購入して欲しいか?」この1点では無いでしょうか
その環境が見えてくれば、おぼろげだった消費者の顔もはっきりした輪郭を現してくるように思います
何も決まっていない9項目(7W2H)から答えを導くのは至難の業と思うのです、そこで一つ補助線としてオーナーが理想とする消費者が楽しく自分の商品を購入している環境を定めてから9項目に肉付けして考えるのが判りやすいように感じます
なぜ補助線に環境を選ぶかというと単に楽しいからです
そして店舗運営を長く続けるにはオーナーが楽しく感じないとコンセプトが無意識に方向を見失うからです
補助線を具体化するには消費者(ターゲット)に対して
消費者はどんな行動の中で自分の店を見つけだしてくれるだろうか
店内に入り楽しんで(購買意欲を高めて)貰うには何が出来るだろうか
提供したい商品に価値を見出して(他店の商品と比較して)貰うには何が出来きるだろうか
また来店したいと思って貰うには何が出来るだろうか
上記を考えてゆくと良いと思うのですが、これも未だ難しいですよね?
もっと単純にすると雑誌などで見た素敵なお店や旅行先でみた素敵な空間を思い描く事でも良いのでは無いかと思っています
オーナーは商品を熟知していて、それに価値を見出す消費者を漠然と理解しているからです、先ずはそのイメージを固めて上記4項目を肉付けしてゆくとしっかりした揺るぐ事の無いコンセプトが出来上がるように思います
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